経営者必見!財務分析をするとこんなメリットがある!
財務分析のメリット
財務分析の基礎については、別記事でも解説を行わせて頂きました。
このような、財務分析をする事によって、経営者にはどのようなメリットがあるのかについて、解説させて頂きたいと思います。
まず、基本的な財務分析から振り返ってみましょう。
財務分析は、それを行う事によって会社の経営状態などが浮き彫りとなり、全体を把握する事によって、企業の安全、収益、効率性などを見定める事ができます。
近年のIT化により、会計に関してもどんどん変化が見られる時代となりました。
企業で得た利益や、所得、損失などを、簡単に数字に表すだけで良いのであれば、システムに任せる事によって、人間がそれを行う必要はほとんどありません。
しかし、これだけでは、経営者が、自分の会社が今どのようになっているのかについて、把握していると言えるでしょうか。
答えはNOと言って良いでしょう。
収益性の分析
財務分析の基礎はまず、収益性の分析から行います。
収益性と言うのは、その売り上げ自体が、会社にどのくらいの利益を出すかについて分析を行う事を意味します。
基本的な指標については、計算式で求めます。
【粗利率%】=売り上げ総利益 / 売り上げ × 100
【売上高営業利益率%】=営業利益 / 売上 × 100
となっています。
安全性の分析
次に、安全性の分析についてですが、会社側の短期間における支払い能力と、資金の調達など、財務に関する安全性を分析する事となります。
こちらの基本的な指標につきましては、以下の計算式となります。
【流動比率%】=流動資産 / 流動負債 × 100
【自己資本比率】=自己資本 / (自己資本+他人資本) × 100
このようになっています。
効率性の分析
次に効率性の分析です。
これは、会社側が、投入した資本について、どのくらい効率的に利益に反映させている事ができているのかを分析します。
指標は以下の計算式で求めます。
【総資本回転率%】=売上 / 当期、前期末平均の総資本 × 100
【売上債権回転日数】=売上債権 / 売上 × 365
となっています。
まとめ
このような指標を使う事によって、自分の会社の実態を把握し、更なる経営向上につなげる事が可能となります。
経営者は、このように、具体的な分析を行う事が大変重要だと言う事ができます。
また、これらの財務分析を行う事により、銀行などの金融機関からの指摘についても対策を講じておく事が可能となる他、同業者である他社などと比較をする事も可能となります。
自分の会社の弱みや強みなどを細かく知る事によって、会社の状況を把握し、経営をスムーズに行っていけると言うのが、財務分析のメリットと言う事ができるでしょう。