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難しくない確定申告の仕方

まずは利益計算

確定申告の基本となるのは、利益の計算になります。 その年にどれだけ利益があるかによって税金が決まってきますので、まずはしっかりと利益を計算しましょう。   もちろん利益=売上金額ー支出となり、支出には仕入れ代・ランニングコスト・店舗や駐車場の家賃・人件費・消耗品費・減価償却などが挙げられます。日ごろからしっかりと帳簿を付けていればここでつまずくことはあまりないと思います。   お仕事の内容にもよりますが、帳簿に記載するものが多ければ多いほど合わないこともあります。会社にお勤めの方は、給与所得になりますので、月々の総支給額の合計がその年の給与の総額になります。 書き方は、給与の場合は給与所得の欄に、営業利益であればまず売り上げを収入のところに書き、利益の金額を所得のところに書きます。  

差し引かれる金額の計算

次に確定申告で計算することは、控除など所得から差し引かれる金額を計算します。   社会保険料控除は、年金や健康保険など、生命保険控除は、加入されている生命保険の金額から計算していきます。生命保険が旧体制のものと新体制のものと2つありますので、加入されている保険がどちらに当たるのかしっかりと確認して計算していきましょう。   また家屋などに地震保険を付けて見える方は地震保険料控除に、寄付金を行った方は寄付金控除も忘れずに記入しましょう。医療費控除はその年に一部負担金として10万円を超える医療費を支払った場合に、控除を受けることができます。大きな手術をご家族が受けられた場合などは、いくら支払ったのか金額を足してみてください。   もし超えているようでしたら医療費控除の欄に書き込みます。基礎控除は皆さん受けることができますが、扶養控除・配偶者特別控除・勤労学生・障害者控除などは当てはまるものを記入してください。細かく分類されているものもありますので、書き方の中の表をしっかりと確認していただく必要のあるかもしれません。  

税金の計算

確定申告の書き方も後は税金の計算となります。   所得の金額から控除の合計を引いたものが、課税の対象の金額となります。それによりその年に課税される税金も決まります。また先ほどの控除とは異なり、対象となる控除がある方は、順に金額を書いていきます。課税の金額から差し引きされ、基準所得税額が決まります。   復興特別所得税がかかりますので、基準所得税額に2.1%をかけ、合わせるとその年納めるべき税金が出てきます。   お勤めの方は、源泉徴収で毎月税金が引かれていますので、その合計を源泉徴収税額の欄に書きます。もし源泉徴収税額の欄の方が多くなっていれば、税金が還付されることになりますので、還付される税額の欄に記入します。副業などがあり税金が上がる場合には、差額を納める税金の欄に記入します。   事業主の方は、配偶者の所得の金額、専従者給与の金額、青色申告特別控除、差し引く繰り越し損失額などを記入し、確定申告の用紙の記入が終わります。後は税務署に提出となります。   書き方は簡単ですが、細かい計算は苦手な方には苦手かもしれませんが、帳簿に不備がなく、明細や領収書があればどなたでもできますので、焦らずに計算していきましょう。